【平良刺繍店】平良刺繍店サインキャップ
5ebb9a135157623a200d0eb4 5ebb9a135157623a200d0eb4 5ebb9a135157623a200d0eb4 5ebb9a135157623a200d0eb4 5ebb9a135157623a200d0eb4

【平良刺繍店】平良刺繍店サインキャップ

¥4,000 税込

送料についてはこちら

【平良刺繍店】 〒903-0122 沖縄県西原町字小橋川88-6 070-5418-1040 tairasisyu.2016@gmail.com https://tairashisyuten.business.site/ Facebook 平良刺繍 instagram   https://www.instagram.com/boil_38 担当 平良 【商品ストーリー】 オレがこのオンボロ家に越して来て初めての夏が来た。 ここ数ヶ月は毎日家に引きこもり15時を過ぎる頃には冷えたビールとアニメ鑑賞。うんざりしながらもこのルーティンから抜け出せないでいた。 その日も残りわずかの煙草に火を付けると扇風機の風に煙が巻かれて行く。青暗い外では夕立ちが大降りになり日中から続く火照りをより一層蒸し暑く感じさせた。 ダンダンダン。 玄関を荒っぽく叩く音が響いた。少し恐怖を感じながら振り向くと曇りガラス越しに人影が動く。 「こんな時間に誰だよ」 椅子に張り付いた重い腰を上げ、静かに玄関を開けるとそこには年の頃70を過ぎる白髪の老人男性が立っていた。びしょ濡れの老人の鼻先から夕立ちの滴が玄関先に垂れ落ちる。 「お前エリックか?」 老人が口を開いた。オレは薄気味悪く思ったが早く帰って欲しい思いで返答をした。 「ああ、そうだ」 老人は表情が少し和らぎ鼻をすするとこう切り出した。 「ワシは今から40年後、つまり2060年から来た未来のお前じゃ」 これは一刻も早く帰って貰う必要がある人物だと容易に察知する事が出来た。 「じいさん、オレも人の事言えた立場じゃないが酒の飲み過ぎだよ。風邪を引かない内に早く帰っておくれよ」 オレはそう言って扉をゆっくり閉め始めると、老人は慌てた様子でTシャツの右袖を巻くり始めた。 「ほれ、見覚えがあるじゃろ」 肩まで袖を巻くり上げ二の腕を見せてくるとそこにはインクが薄れた妖怪のタトゥー。 「おいじいさん何でこのタトゥーが入っているんだよ。これはオレの親友がデザインしたオレだけのタトゥーなんだよ」 突然の出来事で今まで気が付かなかったが老人の背後に見える駐車場には銀色の珍しい車が羽の様にドアが開いて止まっている。 「まさか、本当に2060年から来た未来のオレなのか?」 老人は濡れた眼鏡を外しTシャツの裾でレンズを拭きながら語り出した。 「この時代では1人ぼっちが常識になり毎日孤独を感じておるじゃろ。部屋にこもっては安いビールに映画鑑賞。大して明るい話題も無く、大切な家族や仲間に会うのも難しい。不条理な時間に飼い慣らされた奴隷も同然じゃ。40年前のワシがそうじゃったから分かるんじゃ。苦しい時代じゃった」 オレは老人の目を見つめ静かに聞き耳を立てた。 「しかしの、安心するんじゃ。この時代だからこそ人と人は心で繋がるんじゃ。いつの時代も人は1人では生きて行けぬ。その時代に合わせた生き方があり、ふて腐れたお前でも今立ち上がりさえすれば、現に未来のお前は何不自由無く幸せに生きておる。お前だけではない、未来は全人類が幸せに生きておるんじゃ」 老人は徐に濡れたリュックの中から1つの帽子を取り出した。 「この帽子はの、東洋の美しい海に浮かぶ小さな島の刺繍職人が作った物らしいんじゃ。つい先日古い友人からメッセージカード付きでワシの家に送られて来ての、日時指定がされており発送日を見るとちょうど40年前。とても古い物じゃが配達人が大切に保管していたらしいんじゃ。つまりお前が生きるこの時代の物じゃ」 そう言うと老人はオレにボロボロの劣化した帽子と今にも破けてしまいそうなメッセージカードを手渡して来た。そのメッセージカードにはこう書かれていた。 [よう、エリック!これをお前が手に取る頃にはオレ達73歳だな!お前がこの前オレにくれた帽子と同じ物を偶然ネットで見つけたから40年後のお前に贈るよ!タトゥーのデザインをさせて貰ったお礼さ!また時代が落ち着いたらのんびり海辺でビールでも飲み交わそうな byジョージ] オレは確信に至った。ジョージは同じ街に住む幼馴染みの彫り師の親友なのだ。 「しかしじいさん、何でわざわざこの帽子をオレに手渡すんだい?」 老人は一瞬悲しそうな表情を見せこう言った。 「アイツはの、今から約3年後に不治の病で若くして死んでしまうんじゃ。ワシはこの贈り物のお礼をどうしても伝えたくての、つまりワシがアイツに伝えきれてない感謝の気持ちをこの時代でお前が変わりに伝えて欲しいんじゃ」 そう言い残して老人はリュックを背負い直し足早に車の方へ戻り出した。 「じいさん待ってくれよ。この帽子とメッセージカードどうしたら良いんだよ」 老人が車に近づくと聞き慣れないエンジン音が自動で唸り出した。 キュイーンキュイーンキュイーン 老人は金属製の見た事も無い銀色のサングラスを掛け大声で叫んだ。 「すまないが、ここの時代に長居は出来ないんじゃ。余計な事を喋り過ぎると未来を変えてしまいかねない。場合によってはタイムパラドックスで世界が滅んでしまうんじゃ。頼んだぞ若かりしワシよ」 老人は車に乗り込み夕立ちの上がった空の彼方へ飛び立って行った。 オレは呆然と立ちすくんだが直ぐに部屋へ戻りジョージへ電話を掛けた。 「よう、エリック」 いつもと変わらない陽気な声のジョージが電話に出た。来週2人でいつもの海辺へ集まる約束をした。もちろん冷えたビールをたんまりと用意して。オレは久しぶりに親友と会う予定が出来フフッと微笑み、読めない東洋文字の刺繍が入ったボロボロの帽子を深く被った。 ここまで商品説明文をお読み頂いた皆様ありがとうございます。ジョージの様に大切な人へ粋な贈り物をしてみてはいかがでしょうか?きっと相手を笑顔にさせてあげる事が出来るかもしれませんね。 平良刺繍店 〒903-0122 沖縄県西原町字小橋川88-6 070-5418-1040 tairasisyu.2016@gmail.com https://tairashisyuten.business.site/ Facebook 平良刺繍 instagram   https://www.instagram.com/ boil_38 担当 平良 平良刺繍店サインキャップ カラー ブラック サイズ フリーサイズ(スナップバック) 定価4,000円 【ギフト用としての購入】 こちらのネットショップは購入者様の大切な方へのギフト(贈り物)としての購入もできます! 購入後、注文者情報とは別に、お届け先住所フォームを追加することができます。 お届け先住所に、商品を送りたい相手の情報の入力をお願いします。